今回は、30代元会社員(女)さんが、業務時間外にLINEで業務指示してくるパワハラに遭った体験談をご紹介してみます。パワハラに対処するために、被害者みんなで声を上げることで、社内LINEを廃止することができたそうです。
職場のLINE
30代女性九州在住C子です。
ある元職場で、私が実際に体験した出来ごとです。
元職場で採用になりまして、2日位経った際に、A部長からLINEをしているか聞かれまして、今の時代に、やっていないと答えずらいし、休みの時に連絡するのにLINEで連絡を済ませてよいとのことで、気軽に考えてA部長にLINEのIDを伝えました。
そしたら、伝えて15分後くらいで職場全員のグループからの招待連絡がありました。
こうなったらグループに入らざる負えません。
半ば強制される形で職場のLINEを開始する形になったのです。
A部長のパワハラ
A部長は、定時には、そそくさと帰るタイプで、あまり残業をする印象がなく、あまり仕事を真面目にするように見えるタイプではありませんでしたが、社内のコミュニケーションを重視して、お昼に連れてってくれたり、お客様から頂き物があると、女性優先で配ってくれたり、私の中で、好印象の位置付けになっていきました。
勤務して3ヶ月位が経とうとしていた頃、私を指導してくれた直属の上司のBが辞めたいと私に打ち明けてきました。
なんでもA部長と折り合いが悪いとのこと。
その時に、A部長が1つのミスをしたら、ずっと覚えていてネチネチとことあるごとに責めたてたり、LINEで業務時間外に、急ぎの用件ではないものも、連絡するのを知ったのです。
Bが退職するのが1ヶ月を切った時に、A部長から会社を退社後の3分後にLINEが!!
緊急の内容かな?急いでLINEの画面を開いたら、「Bの引き継ぎはどうなっている?あの人の説明だと長いだろうし、分かりずらいだろうから、俺にきいてね。」との連絡が。
Bから話は聞いていたので、驚きはしませんでしたが、内容の緊急性のなさ、勤務時間内に数秒で確認できることなので、わざわざ連絡してくることに理解出来ずでした。
それから、Bの退社日まで1週間がせまっている時に、再度A部長から連絡が。LINEが。
しかも時間は夜中の0時!!
「この引き継いだデータのここが間違っているから直すのよろしく!」
読んだ瞬間、思わずため息が漏れてしまいました。
翌日、モヤモヤが解消出来ず、Bに前日の出来事を伝えると、
「C子さんにも業務外のLINEきたの?!他にも○さんなんか、0時に仕事の件できたみたいだよ」
と話してくれました。
TPOを学んで欲しいと思いました。
パワハラは被害者みんなで声を上げて解決
解決方法は、1人1人上司のLINE被害にあっている人達が話あって声をあげたことです。
幸いうちの会社では、月1で個人面談があり、そこで何を取り上げて欲しいと他の人に聞かれた時にLINE被害の話をしたら、○さん、B、その他、ほぼ全員からの被害の声が聞こえてきたからです。
最初は、部長で上司だし、皆我慢していましたが、立場は下でも団結すると対抗出切ると思いました。
上司に直接伝えたのは一番社歴の長いお局様です。
普段はとても怖く、若手や新人は怯えあがっておりましたが、この時ばかりは一生着いてきますと口からでている人も居たり居なかったり。
結果、社内LINEは即日廃止になりまして、社内グループも解散に。
なぜかA部長が一番乗りで退出していきました。
これは後日談で、被害者たちはこの話をしだすと爆笑していました。
LINEは、とても便利なサービスではありますが、つくづくマナーの守れない人には、合わないツールだなと再認識しました。
上司相手だと、言われた時にやはり断れないですしね。
これから今の時代だからこそ、同じ様な被害者が1人でも出ない様に企業や事業所はマニュアルなり考えて欲しいと思います。
そうしないと、LINEのあの着信音が恐怖音になりかわってしまうのですから。
ツィッター、フェイスブックなどSNSもいっぱいあるから企業に探されるのも怖いです。