今回は、40代元会社員(女)さんが、ターゲットを決めて締め上げるパワハラに遭った体験談をご紹介してみます。パワハラに対抗するためには、パワハラの記録を取れば良いそうです。使うチャンスは必ず回ってくるらしいです。

ターゲットを決めて締め上げるパワハラ

首都圏在住の40代半ばの女性です。

夫の転勤について行く形で会社を辞め、現在は主婦です。

会社に勤めていた期間は約15年、その間、色々な人に会いましたが、相手がどう思おうと、言ってこようと、もう二度と会いたくないと思う人が一人だけいます。

それは、会社を辞める少し前の直属の女上司です。

ターゲットを1人決めて、締め上げていきます。

そのお手並みたるや、素晴らしく、私の知る限りでも、2人は彼女の締め上げに耐え切れず、退職して行きました。

かくいう私は2人目の人が辞めた後にターゲットにされました。

どう言っていいか分かりませんが、2人目の人が、つぶされた後、何となく次は私に来るだろうと覚悟ができていました。

彼女のパワハラは、ある意味、古典的です。

人格否定発言を繰り返し人前でする、これ明日までと言って多量の仕事を押し付ける、業務連絡を回さないとか、そういったことです。

心のどこかではTHEパワハラだなと思うのですが、実際にされればつらいものです。

とはいえ、幸い私は3人目で、1人目がされているのを驚きの目で見て、2人目がされているので、また同じことをしていると確認して、3人目の自分で実体験をしてという感じで、心の準備というか、次はこう来るよ、やっぱりこう来たという感じだったので、もしかしたら私がみた先の2人の方よりも、運が良かったのかもしれません。

正直に書きます。

私は卑怯者です。

なぜなら、1人目と2人目がされている時、パワハラであることを分かっているのに、声を上げられませんでした。

声を上げて巻き込まれるのが嫌でした。

だから、私の番になった時、誰かから助けてもらえるとは思いませんでしたし、解決策は自分でみつけないといけないことを知っていました。

姉に相談

とはいえ、どうしたらいいか分からないので、社会人としては先輩の姉に相談をしました。

姉は黙って私の話を聞いてくれました。

そして、記録を取るように言われました。

それから、記録を取るのなら、音声もということで、音声の記録も撮りました。

女上司はある意味、演技派なので証拠がなければ、私が負けることだろうと思ったので頑張りました。

証拠集めの良い点・悪い点

パワハラされている側にとって、証拠集めをする良い点は、事実の証明ということだけでなく、痛めつけているつもりだろう、でも、これは貴方を痛めつけるアイテムになるんだぞと思うことができるということがあります。

悪い点を言えば、撃退した後、噂はすぐに広がるので、仕返しをするためであれば、録音機を隠してまで証拠集めをする女という目で見られることがあるということでしょうか。

また、折角、集めた証拠であっても、証拠を出すタイミングや相手を間違うと効果がなく、下手したら握りつぶされてしまうので、いつ出すのか、誰に出すのかは、よく考えて慎重に行動しましょう。

ちなみに、私が最初に証拠を使ったのは、彼女が取引相手に対してした失敗を押し付けられそうになり、彼女にとっても上司の人に呼び出された時に使いました。

今だと思いました。

前日だったと思います。

これは私の失敗ではない、貴方の失敗だと私が言うと、「そうだよ、でもね、私がお前がしたんだって言ったら、上はそれを信じるんだよ。私は信用されているの、でも、お前は信用ゼロ!本当にしたかどうかなんて関係ないんだよっ。この馬鹿が!」というような音声が入っていました。

上司の人はえっと言う顔で、彼女の顔を見ていました。

彼女は前を向いたまま、ぶるぶる震えていました。

それからしばらくして、彼女は最終的に地方に飛ばされました。

まとめ

今、まさにパワハラを受けている方へ。

パワハラをされると精神的に打撃を受けます。

思考も鈍ります。

反撃したくて感情的になりたくなることもあるかと思いますが、それは相手の思うつぼです。

ただひたすらに心の平安を保ち、冷静でいるようにしましょう。

打倒パワハラ。

そちらがパワハラで来るのなら、因果をしっかり受けてもらいましょう。