今回は、20代元会社員(女)さんが、言葉の攻撃が凄いパワハラに遭った体験談をご紹介してみます。パワハラ対処方法としては、同じようにパワハラを受けている同士を見つけて、仲間にするのが良いとのことです。

言葉の攻撃が凄いパワハラ

20代後半の女性で、現在は関東在住の主婦兼自営業です。

私がパワハラを受けたのは新卒で入社した会社で同じ部門の女性からでした。ちなみに事務職です。

その女性は40代の独身女性で、主に態度と言葉の攻撃がすごかったです。

「どうせ結婚したらすぐ辞めるんだから、あなたに教える仕事は無い」と仕事をくれなかったり、「あんたの顔が気に食わない。イライラするから今すぐ辞めて!」と怒鳴られたりしました。

私の前にパワハラを受けた女性たちはそのせいで体調を崩し、みんな退職したそうです。

私はこの女性をぎゃふんと言わせたくて、ある計画を立て実行しました。

同士を見つける

当時、私がいた部署は30人くらいいて、男性10人と女性20人ほどです。

まずこのパワハラ女性を共通の敵に持つ同士の女性を見つけるところからスタートしました。

昼食の時間や化粧室、飲み会などで少しずつ「あの人、怖くない?」などと話し、時間をかけて数人の仲間を作りました。

私の他にも、いじめられていた人もいて、その人からは、かなり励まされました。

そして、こっそりパワハラ女性を除いた女性だけの部署の飲み会を開催してもらうことに成功しました。

飲み会もだんだん終盤になってきた頃、酔ったふりをして「あの人が怖い。助けてほしい」と泣きました。

すると、やっぱり女性って優しいし、連帯感が生まれますよね。

パワハラ女性の悪口大会になり、みんなの共通の敵という空気が出来上がりました。

そうなると、職場でもパワハラ女性が私に接触しようとすると、少しずつ周囲が動いてくれるようになります。

例えば、私がパワハラ女性に書類を渡さなければいけないとき、誰かが代わりに引き受けて接触を避けてくれたり等です。

どんどんパワハラ女性に遠巻きになっていく女性陣を見て、だんだん勘の良い男性社員も話を聞いて助けてくれるようになり、その流れで男性上司も「私さん、パワハラ女性からいじめられてるのかな」と印象付けられたように思います。

でも、上司って仕事が手一杯だと、すぐにはなかなか動いてくれませんよね。

なので、発言力も人望もある口達者な50代の女性社員さんに相談し、この女性からガツンと上司に言ってもらいました。(この女性も飲み会にいました)

男性上司って、強いおばさんが苦手な人多くないですか?

若い女性部下の私が相談しても、きっとすぐには話を聞いてくれなかったと思います。

たぶん励まされて「私さんには期待しているんだから辞めないでね」とか言われて終了だったと思うのです。

もしそうなっていたら、会社への不信感が増してしまい、すぐ辞めていたかもしれません。

でも、その口達者な女性社員さんは、同じく勤続年数が長い女性社員さんを連れて上司にガツンと言ってくれたようでした。

それから二週間くらい経ってからは、詳しくは言えませんが、私の業務はそのパワハラ女性と接点が少ないものに変えてもらうことができました!

そして、「あの女性のパワハラにずっと耐えてた子」というような扱いをしばらく受けられて、褒められたりしました。

本当は、パワハラ女性が辞めてくれたらいいな、なんて思いましたが、居心地の良い環境に置いてもらえただけで快適で満足でした。

当時の私の職場に良い人が多かったというのは運がよかったと思います。

周りに協力してもらうのが一番だと思うので、味方をとにかく増やすことが重要だと思います。

パワハラから助けてもらうために、あの頃は周囲にいる人に、とにかく気を使っていました。

可愛がってもらうことに必死でした。

また、私は女性で、しかも新卒だったので、特に周りが優しくしてくれたことも大きいと思います。

ただ、もし同じようなパワハラ被害を受けている男性の方でも、先輩に可愛がってもらって助けてもらうという手は使えるのでは?

と思います。

誰かの参考になったらいいなと思います。