今回は、元29歳平社員(男)さんが、無視されて大量に仕事をさせられたパワハラに遭った後に、パワハラに対処した体験談をご紹介してみます。パワハラ対策作戦としては、1.パワハラ上司に近づかない、2.上司より仕事能力を上げる、3.上層部にパワハラ上司の実態を軽く愚痴る、4.人事部のパワハラ相談窓口に相談、5.パワハラ上司への対応を明るく行う、6.転勤願いを提出、等を検討し、実行してみたそうです。
無視されるが仕事は大量にさせられるパワハラ
私が関西で仕事をしていた時の話である。
当時29歳平社員(男)の私は上司が出勤する前に職場に入り業務をします。
直属の上司が出社してきました。
私は元気よく「おはようございます!」と言います。
すると返事は返ってきません。
まぁ仕方ないと思い業務を続行します。
上司に取り次ぐ案件がきたので、上司に報告しに行くと「君がやっといて」と言われたので、その案件をこなします。
上司は定時に毎日帰り、私は日々残業で「なんでほぼ無視される上司の仕事せなあかんねん」って苛立ちが湧いてきました。
ここで凄いのがこの上司、人の苛立ちを読み取るスキルが半端なく高いので、仕事量はドンドン増やされ、ミスをしていないのに怒られ、必要な資料は渡さないなど、パワハラは過激になっていきました。
このままではマズイと思い私は、このパワハラ上司に対して対策を考えました。
パワハラ対策作戦
1.パワハラ上司に近づかない
まず最初に考えた作戦は、この上司に極力近寄らない作戦です。
さらに上の上司に仕事の業務について、話し合ったりしました。
結果、これは上手くいきませんでした。
避ければ避けるほど、パワハラ上司は追って来ます。
2.上司より仕事能力を上げる
次は作戦2に移りました、上司よりある分野の仕事能力を上回れば、いいんではないか作戦です。
これは、メリットがありました。
パワハラ上司よりも上の上司からの評価は上がりました、がしかし、パワハラ上司には気分を害する事なので、パワハラは続きます。
3.上層部にパワハラ上司の実態を軽く愚痴る
作戦3に入ります。
この私への評価の上がった上司に、パワハラ上司の実態を軽くグチります。
これは結構効果ありました。
おそらく上の上司が、パワハラ上司に注意したと思われます。
ですが、完璧にパワハラがなくなる訳では無かったです。
ただパワハラ上司も目上には弱いと思ったので、次の作戦に入ります。
4.人事部のパワハラ相談窓口に相談
私の会社には、パワハラされたら人事部に相談窓口があったので相談してみました。
これがビックリするくらい効果ありませんでした。
部署が違うので、パワハラ上司はシラを切ればそれまでです。
他の会社はどうか知りませんが、私の会社はただ相談にのってくれただけでした。
ここで私は機転を変えた作戦に移りました。
こっちからパワハラ上司に歩み寄る作戦です。
5.パワハラ上司への対応を明るく行う
このパワハラ上司をこれ以上変える事は、できないと思ったからです。
こちらが変わるしかないと!
パワハラを受けている人は基本辛いです。
それは顔にも表れます。
アルバイトさんやパートさんから「大丈夫ですか?」と言われるぐらいなので、恐らく顔や声のトーンが弱弱しくなっていると思います。
そこをあえて元気よくしてみようと。
今まで避けていたパワハラ上司に対してニコニコした感じで細かな報告をしに言ったり、
「これは〇〇上司あての仕事です。お願いします」
「これはできません」
「自分がまだ教わってない仕事を教えてください」
「こんな感じで作ったんですが、改善すべき点があるならお願いします」
などです。
その時、パワハラ上司は鳩が豆鉄砲を食ったようになっていました。
これは効いたかもしれないと思い作戦を続けました。
これが一番効果あったと思います。
私のパワハラ上司は、避ける人間には強く、ドンっと構えて意見を言ったり、直接反論してくる人間や歩み寄ってくる人間には、耐性がないみたいだったのです。
私はこれで、ほぼパワハラはなくなりました(嫌な上司ぐらいのレベルに下がりました)。
ただ、パワハラを受けている時は本当に辛いです。
6.転勤願いを提出
同僚は耐えきれなかったので、転勤願いを出して支社に移動しました。
それも有効だと思います。
私は一身上の都合で転勤できないパターンだったので、このパワハラ上司と上手くやっていかねばならなかったので。
やはり我慢し続ける事は良くないので、パワハラ上司に直接出来ないことは出来ない。
無理なものは無理とはっきり言うほうが良いと私は思います。
パワハラ上司は基本腰の低い人をターゲットにしていると私は思いますので(この上司だけかもしれない)。
1番手っ取り早いのは、転勤できる環境なら転勤願いを出して、転勤されるのが良いかと思われます。
転勤理由がパワハラ上司で、何件も上がってくると、さすがに会社も動きますし。
最終的には、パワハラ上司が転勤させられましたね。
人それぞれ対処法が違うと思いますが、私が取った対策はこんな感じです。