今回は、30代会社員(女)さんが、陰湿で小学生みたいなパワハラに困った体験談から、考えたパワハラ解決方法をご紹介してみます。パワハラ解決作戦として、1.とにかくナメられないようにする、2.腹を割って話せる人間をひとりでも確保しておく、3.プライベートで趣味を持つ、等が考えられるそうです。
陰湿で小学生みたいなパワハラ
30代会社員、女性で関東に住んでいます。
社長も社員も本人も、全員公認の上司パワハラに遭遇しました!
しかしいわゆる、ブラックさんのように理不尽な言葉で追い詰めるという、それではなく、怒鳴りつけるというよりは、悪ノリの冗談にまかせた陰湿で小学生みたいなパワハラでした。
それでも、毎日毎月仕事をするなかでは、時に怒鳴られることよりも耐えられなくなるようなもの…。
最悪なのは、社長もそれを知っていて公認していたということです。
なぜなら上司の抱えた仕事は、他の人間で代えが効かないタイプのもの。
そのせいで本人も調子に乗り、ひどい時には「パワハラして何が悪い!」と酒の席で騒いだ程です。
パワハラ解決作戦
1.とにかくナメられないようにする
パワハラ解決作戦として私が取った行動その1は、とにかくナメられないようにすることでした。
上司に何を言われようと仕事に集中して成果を出し、自分じゃないとできないような仕事や案件をこっちも作る。
あるいは、上司から軽くイジられたり悪い冗談のターゲットにされても、さらりとかわして我関せずを貫くこと。
とにかく自信を持って仕事やそれ以外に取り組む姿勢を作り出す作戦でした。
この作戦の良いところは、自分が生まれ変わったように思えて、仕事以外のプライベートでも明るく楽しく振舞えるようになったこと。
特に友達からは「なんか明るくなった?」と聞かれるほど、副次的な効果で、とてもメリットがありました。
欠点は、既にナメられてしまっている状況から抜け出すというのも大変な苦労がいるもの。
上司がこういう有様では、仕事に集中することも難しく、疑問が出てきた時に質問することもままなりません。
上司がこうしたスタンスであると、他の社員たちも同調してしまう場合もあり、最悪な時は、社内イジメとなって、ますます抜け出すことが難しくなります。
2.腹を割って話せる人間をひとりでも確保しておく
パワハラ解決作戦その2として私が利用していたのは、とにかく腹を割って話せる人間をひとりでも確保しておくこと。
上司に同じように毎日責められている同僚、他の部署の人間でも構いません。
とにかく誰か、いまの上司と会社の有様を知っている相談相手を決めておくことです。
なにか理不尽な言葉を投げつけられた時には、その人に相談を持ち掛けてみて、一緒に社長など上の人間に直談判しに行く時も、お互いに勇気が出ます。
そうでなくても、ちょっとした愚痴をお互いに晴らし合うという中で、その人と個人的に親しくなっていければ、仕事に来るのも、少しは気が楽になりました。
欠点としては、愚痴大会がヒートアップしてしまい、いつの間にかパワハラ解決を相談するというよりか、上司の悪口で終始してしまうこと。
これは親しくなってしまうと仕方のないことでもありますが、とにかく誰かに相談する時は、要点だけに留めておき、解決を優先して愚痴や文句は後回しにすることです。
そして重要なのは、相談相手の人間性も先に確認しておくこと。
口の軽い人に相談を持ち掛けても上司にバレてしまえば何の意味もないどころか、場合によっては余計に立場が悪くなるかも。
秘密厳守を守れるしっかりとした人格の同僚を見つけるのがポイントになります。
3.プライベートで趣味を持つ
パワハラ解決作戦その3として、そして以後もずっと続けるライフワークとなるのが、プライベートで趣味を持つこと。
できれば仕事や会社よりも大切な趣味を持つことができれば、人間関係でのイライラはどうでもよくなります。
趣味は仕事など単なる金稼ぎのための手段ではなく、自分の心を穏やかにする、まさに人生においての宝物。
上司にめちゃくちゃなことを言われても家に帰って寝るだけの生活では、そのストレスを発散する場所がありません。
欠点としては、趣味というのは一朝一夕で見つかるものでもなく、また場合によっては、趣味そのものに高額な費用がかかってしまう場合もあること。
できれば自分の身の丈に合った趣味を、としたいところでも、興味が向く対象は人それぞれ。
できれば会社に入る前から何かしら興味のあるものだけでも、ピックアップしておくといいかもしれません。