今回は、50代元公務員(女)さんが、同僚からパワハラを受けて困った体験談から、実行したパワハラ解決方法をご紹介してみます。パワハラ解決方法として、1.友達に相談する、2.係長(上司)に相談する、を実践してみたそうです。結果的に、上司に相談することでパワハラを解決できたそうです。

パワハラされた経緯

私は現在50代の女性、広島県に住んでいます。

私は、以前、市役所で、事務職をしていました。

一応、地方公務員になります。

市役所では、3年から5年に1度、部署異動があり、私は、地域の保健所に、勤務することになりました。

その時、先輩の同僚から、パワハラを受けていたのです。

その人は、インテリでしたが、口数が少なく、無口なタイプで、友達も少なそうな男性でした。

私が、保健所に異動して、1年目。

私が、配属された係は、メンバーが4人の小さい係でした。

係長と嘱託職員を除くと、正職員は、私とその男性だけだったのです。

異動1年目は、パワハラした男性は、私に、とても優しく、よくしてくれていました。

たぶん、他に、話す人がいなかったからだと思います。

しかし、私が配属されて2年目。

新しく、男性の方が係に異動して来られました。

係の人数は、4人でしたが、嘱託職員の方が1人、退職されたのです。

すると、いきなり、その男性は、私に、すごくきつく当たるようになりました。

私が、特に何をしたわけでもないのに、話しかけると、「これはどういうこと?」とか、「君の説明は回りくどい」などと、言葉でひどく攻撃するようになったのです。

私は、なぜ、急に、その人の態度や言葉が変わってしまったのか。

全く思い当たる節がありませんでした。

その代わりというわけではないですが、私に、パワハラをした男性は、新しくやってきた男性の職員の方とは、すごく仲良くしていました。
 
「自分の好きな人には、すりよっていって、嫌いな人は、徹底的に意地悪くする。こいつ、本当に最低だな。歳は上だけど、全然尊敬できない。こんな人と結婚したら、奥さんは大変だろうな」と、私は、心の中で、いつも思っていました。

パワハラ解決のための行動

私が、このパワハラを解決するために取った行動は、2つです。

1.友達に相談する

1つ目は、私とその男性の共通の知り合いの後輩の女の子に、事実を話し、アドバイスを求めることでした。

そして、2つ目が上司に相談してみることでした。

私は、2つの解決法を実践しました。

しかし、1つ目の友達に相談するというのは、あまりうまくいきませんでした。

というのも、共通の知り合いといっても、私の友人の後輩の女の子は、私と部署が違うため、毎日、私がどんなパワハラを受けているか、具体的に知らなかったのです。

後輩の女の子は、私が「パワハラを受けている」と相談すると、「その男性、私も、顔見たことある程度で、よく知らない。でも、きっと、あなたとは別のところで、ストレスの原因になるようなことがあったんだと思う」と言っていました。

別の何かと言われても、その別の何かのはけ口に、私がなっている理不尽さは、私にとって、嫌な思いがするだけでした。

これでは解決しないと思った私は、その男性がいない時に、直属の上司である係長に相談しました。

2.係長(上司)に相談する

すると、係長は私に、「僕も見て、よくわかってるよ。だから、今後仕事のことについて、尋ねたい時は、全部僕に聞いてくれればいいから」と優しく言ってくれました。

私は、「やっぱり見てる人は、ちゃんと見てくれてるんだ」と、嬉しくなりました。
 
それで、私は、以降、仕事の相談事や回覧物、などは、その人を一切通さず、全て係長に話をするようにしました。

要するに、パワハラをしてくる男性と、極力話をしたり、接しないようにしたのです。

よく考えてみると、その人も、平職員なので、別に、仕事のことをその人に相談したり、意見を求めたりする必要は全くなかったのです。

上司には、仕事のことを相談したり報告する義務がありますが、同僚には報告する義務はありません。

そのことに気づいた私は、すごく気持ちが楽になりました。

そして、「一人で悩まなくても、見てくれている人はいたんだ。味方になってくれる人がいるんだ」と思うだけで、心強いと思えるようになりました。

その係長さんは、すごくいい人で、私がその男性と直接話さなくてもいいように、全て、自分が吸い上げ、その人に話を持って行ってくれました。

上司に相談し、その男性と話す機会を極力持たないことで、パワハラは解決しました。

上司に相談するという方法は、私にとって、すごく上手くいきました。

その後、1年経つと、その男性は、他の部署に異動して行き、私は、その人と顔を合わせることがなくなって、すごくすっきりしました。

しかし、上司に相談するというのも、一か八かの賭けのようなものです。

その上司がいい人で、自分の味方になってくれれば、いいですが、もし、悪い人で、自分のことを嫌っている人だった場合、さらに、パワハラは悪化してしまいます。

私は、たまたま、直属の上司が、すごくいい人だったので、パワハラが解決できました。