今回は、38才会社員(男)さんが、実行したパワハラ解決方法をご紹介してみます。パワハラ解決方法としては、警察を巻き込むような事案に発展させれば良いそうです。

パワハラ部長

私は38歳の男性です。

職業は大阪府在住の会社員です。

私の職場にはパワハラをパワハラとも思っていない部長がいます。

暴力をふるうことはありませんが、暴言、罵りは日常茶飯事。

権力に物を言わせて何かあると○○の部署に飛ばすぞ。

俺が言えばそれくらい簡単やねんぞ等々。

まるでパワハラのマシンガンのような人物です。

新入社員がパワハラ部長を撃退

さてそんなパワハラ上司ですが、最初に撃退したのは意外にも新入社員でした。

と言ってもすぐやめた新入社員ですが3人入社して、3人共、半年でやめてしまいました。

しかし、その新入社員には部長は何かを言うわけではなく、むしろ優しく声をかける感じで接していましたが、如何せん汚れる職場なので、若い人には好まない仕事だったようで、すぐに辞めてしまいました。

しかし、入ってすぐの新入社員が半年持たなかったことで部長の管理能力が問われ社長や専務などに大目玉を食らっていたそうです。

しかしそれで降格などになったわけではないので、少しダメージを受けた程度でした。

自分でパワハラ部長を撃退

次に部長を撃退したのは私です。

私は、正直部長から好かれているわけでもなく、むしろ嫌われていたでしょう。

休憩中も特に会話をすることもなくお互い無視する感じです。

そんな部長に何か懲らしめる方法はないかと考えていた時に、会社の同僚が私に対して暴力(別に対して痛くはありませんでしたが)を振るってきたので、労働組合に駆け込みました。

しかし、労働組合は話を付けると言いつつも何もしてくれず、会社の相談窓口のようなところに相談しても何一つ解決にはなりませんでした。

もうこの会社はダメだと私は辞める覚悟を決め、大きく動くことにしました。

まずは労働基準監督署にこのことを通報し、さらに病院で診断書を取り(怪我はなかったですが、話を大きくするため痛い痛いと言って医師に書いてもらいました)警察に暴行罪として被害届を提出しました。

しばらくは動きがなかったのですが2か月後警察から暴行した人間が呼び出され、さらに監督者である部長も呼び出されることになり、組合、会社と隠蔽されていたことが明るみになり、大問題となりました。

もちろん部長は大激怒。

「お前は何をしたのかわかってるのか!!」

私は「はい、それが何か」

辞める気だったので、強いものでこちらが辞める意思が固いと知るや否や今度は180度手のひらを反してきて、「まぁ、お前がそこまで深刻とは思わなかった。今回の事は水に流して被害届を取り下げないか?」と。

しかし、被害届を取り下げたら相手の思うつぼなのはわかっていたので、「いいえ、取り下げるつもりは全くありません。○○(私に暴力を振るった人間)には罪を償ってもらいたいと思います。」と伝えました。

そうすると、今度は社長に呼ばれ、「今回の件、君の意見を全く聞き入れられず申し訳なかった。ここは30万円で示談していただけないだろうか?もちろん君が会社を辞めることもない。」と言われました。

このまま押し切っても良かったのですが、面倒になってきたのもあり、私はここで示談を受け入れて話を付けました。

以降、部長は私に何かしたら警察沙汰にしかねないということが刷り込まれたので、私に対して驚くほど優しくなり気持ち悪いくらいでした。

ちなみに、このまま事件にしていたらおそらく部長は管理責任能力を問われ降格かそれなりの処分を受けていたと思います。

パワハラ上司に対する撃退法は、こういう上司は自分の保身を守ることしか考えていないことが非常に多く、自分が窮地に立たされるようなことに対しては徹底的に嫌がります。

組合なんかあてにはなりません。

まず会社と裏で繋がっていて助けてはくれません。

会社にパワハラ相談窓口という物がありましたが、そんなものはただのパフォーマンスです。

むしろ、こちらの手の内を探るスパイのようなものです。

通報した労働基準監督署が何をしてくれたのかはわかりませんが、あまり効果がなかったかもわかりません。

中々、警察沙汰になるような事案というのも難しいですが、今回のように警察を巻き込むような事案になればパワハラ上司に対して有効な撃退になるかと思います。