今回は、40代パート(女)さんが、飲食店オーナーのパワハラに悩んだ体験談から、パワハラに対処した方法をご紹介してみます。パワハラ解決方法として、1.無理なシフトは断る、2.人手を増やす、等があるそうです。
飲食店オーナーのパワハラ
私は関西に住む40代の女性でサービス業のパートとして働いています。
前に私が飲食店で働いていたときに経験した、オーナーからのパワハラについてお話したいと思います。
当時、私はある飲食店でパートとして働いており、同じ職場には主婦パート、大学生・高校生のアルバイトの人がいました。
また、他にマネージャーが一人いて、経営者であるオーナー夫妻の直属の部下となる形でした。
オーナー夫妻は仕事ひとすじでお店を中心に生活が回っている感じだったと思います。
住居はお店の2階にあり、オーナー夫妻のお子さんはそこでお店の料理を食べて育ったそうです。
お子さんはすでに成人して親元を離れ、オーナー夫妻はますます仕事に打ち込んでいたと思います。
オーナーは仕事に関して厳しかったため、お店にパートやアルバイトがなかなか定着しませんでした。
人手が足りなくなったため、私の勤務時間もどんどん長くなり、仕事は増える一方だったのです。
私は夕方までの勤務という約束でパートに応募したのに、「夜も勤務に入って」と言われることがたびたびでした。
何度かは言い訳して断ると、次の日からオーナーがそっけない態度でやつあたりしてきて、とても仕事しづらかったです。
他の主婦パートや学生アルバイトの人もシフトのことでは困っていたと思います。
無理なシフトは断る
そこで、みんなで協力しあい、「無理なシフトは断ろう」とこっそり話し合いました。
翌日からは、オーナーに追加勤務を頼まれても、できるだけみんな断るようになりました。
オーナーはますます腹を立てる感じだったのですが、「新しい人を入れてほしい」と繰り返し訴えたのです。
人手が足りない日があると、配達の人員がいないので出前の注文を断らなくてはなりません。
オーナーは何度か配達の注文を断るはめになり、「そろそろ人手を増やさなければ」と思いはじめたようです。
人手を増やす
主婦パートや学生アルバイトの団結の結果、新しく大学生のアルバイトの人が入ってくれることになりました。
元からいたパートやアルバイトは喜び、勤務時間が前より減ることを期待しました。
ところが、安堵したのもつかの間、その新人さんはバイトをかけもちしており、ほとんど店には来てくれなかったのです。
オーナーと私たちの攻防が再開し、「シフトを増やして」「その日はダメです」というやりとりを繰り返しました。
断るとあからさまに機嫌が悪くなり、周囲に当たり散らすのですが、「パワハラに負けないようにしよう」とみんなで誓いあいました。
ここで折れてしまったら、人手が増えないまま、勤務時間がどんどん増えると思ったからです。
パートやアルバイトの人が団結しあった結果、もう一人の学生アルバイトが採用されました。
この人は、他にかけもちをしていなかったため、たくさんシフトに入ってくれるようになりました。
元からいた私たちの勤務も少し楽になり、シフトで悩むことが減ってとてもうれしかったです。
人手不足によるパワハラの解決方法としては、安易に屈しないことだと思います。
お店のアルバイトやパートがみんなで団結すれば、無理なシフトでずっと我慢させられることもありません。
お店の雰囲気が悪ければ新しいアルバイトも来てくれないため、自然とオーナーも従業員のことを考えてくれます。
一人でパワハラするオーナーに立ち向かうのはけっこう大変なので、みんなで団結するとよいと思います。
最後まであきらめなかったため、アルバイトの人が増え、みんなのシフトが楽になりました。
飲食店でアルバイトやパートをしている人は、人手不足でも自分に責任を感じず、人を増やしてくれるよう働きかけるとよいと思います。
人が増えると、お店の雰囲気もよくなり、オーナーのパワハラもなくなる可能性が高いです。