今回は、33歳会社員(男)さんが、課長の目に余る行為に悩んだ体験談から、パワハラに対処した方法をご紹介してみます。パワハラ解決方法として、1.やられた行為をやり返す、2.課長よりも上のポジションの方への報告、3.本人に直接「これはパワハラ行為ではないのですか?」と言ってみる、4.パワハラの証拠を取る、等が考えられるそうです。
パワハラ課長への反撃
大阪府在住、33歳の会社員です。
私の勤め先の課長はパワハラ行為を働くことで社内で有名です。
大声で怒鳴る、壁や机をたたく、など、目に余る行為があります。
ただ今までずっと私はこの行為を目撃もしくは直接受けたことがなかったのです。
が、先日ついに初めて私にパワハラの場面が巡ってきたのです。
初めて社内の会議に私が参加することになり、課長も同席していました。
私は思っていることを会議で発表し、有意義な時間を過ごせたと思いました。
会議終了後、突然課長に呼び出されました。
どうやら私の発言が気に入らなかったみたいで、そのことに関してネチネチと文句を言われました。
そして、向こうが勝手にヒートアップし、ついにやりやがりました。
机を拳でドーンっと叩き、調子に乗るなよおまえ!と怒鳴りつけてきました。
私も間を開けず、同じ机をドーンっと叩いて課長を睨みつけました。
それに関して特に何も反応せず、突然言葉遣いが丁寧になり、私は解放されました。
その日以降、課長は私にニコニコと挨拶してくれるようになり、パワハラと呼ばれるような行為は一切私にはしてこなくなりました。
結局のところ、パワハラをやる人間というのはいじめっこと同じで、
「反撃してこない」ということをわかっていて図に乗ってやっているのです。
だからこそ、一度反撃してやれば良いのです。
もちろん会社員というのは学生とは違い、「失うもの」が多くあります。
私がやったように物理に対して物理で返すというのはとても危険な手法です。
場合によっては、暴力行為ととられ、自分の立場が危うくなる可能性もあります。
パワハラ対策
1.課長よりも上のポジションの方への報告
あの場の最適解としては、課長よりも上のポジションの方、「部長・専務などに報告させてもらう」
とはっきり、毅然とした態度で相手に伝えることだったと思います。
ここは態度が重要です。
怯えた印象を相手に与えてしまってはいけません。
この場だけで良いのです。自信をもった毅然とした態度を心がけてください。
「こいつは面倒くさい奴だ」という印象を相手に持たせるのです。
それだけで、きっとパワハラ行為はしてこなくなるでしょう。
2.本人に直接「これはパワハラ行為ではないのですか?」と言ってみる
もしくは一言だけボソッと、
「これはパワハラ行為ではないのですか?」と言ってみましょう。
相手が役職者などであるなら効果はてきめんです。
調子に乗っているだけの小物相手ならば、この一言だけで態度を一変させ、二度とやってこなくなるでしょう。
こちらも会社員ですが、相手も会社員です。
失うものがある、という条件は相手も同じなのです。
3.パワハラの証拠を取る
ただ、人によっては、どちらの案も恐くてできない、という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方には、証拠を用意することをお勧めします。
パワハラを受ける可能性のある相手と会う際、必ず手持ちのスマホの録音機能をオンにした状態で居合わせるようにし、
相手がボロを出すのを待ちましょう。
スマホというレコーダーを簡単に持ち歩けるようになるなんて、便利な世の中になったものです。
証拠があれば、会社でも労基でも動かざるを得ません。
まとめ
今はハラスメントというものに対して、社会が敏感になっています。
そのことを頭においておきましょう。
それでも上層部が動かない、もしくは自分がそれで不当な叱責を受けるのならば、
そんな会社見捨てて辞めてやればいいと思います。
会社一社にこだわって働き続ける必要なんてありません。
嫌な思いをしてまで、その会社で働き続ける必要があるでしょうか?
勇気をもって行動すれば、きっと結果は伴います。
今は人々の労働に対する意識が変革していっている過渡期です。
近い将来、日本型の雇用形態は崩壊していくはずです。今のままでは、この国がもちませんから。
仕事というものが、もっと流動的になれば、パワハラなんてくだらないことで、悩む人は少なくなるでしょうね。