今回は、20代派遣社員(男)さんが、大手商社の先輩からパワハラを受けた体験談から、パワハラに対して解決方法を模索した結果をご紹介してみます。パワハラ解決方法として、1.信頼できる同僚や先輩に相談する、2.パワハラしてくる人に直接苦情を言う、3.上司をいないものとして扱い完全無視する、4.仕事を辞める、等があるそうです。
大手商社でのパワハラ
私は東海地方に住んでいて、派遣社員として事務の仕事をしている20代の男です。
まずは、私が実際に体験したパワハラについて書いていこうと思います。
コミュニケーションを取ることが好きということもあり面接が得意だった私は、内定もいくつか大手企業から貰え就職活動も満足のいく結果を残すことができました。
結局、学校卒業後は誰もが名前を知っているような大手商社に営業職として入社しました。
初めての研修は辛いことも多かったのですが、同期の友人も多数できたことで乗り越えることができましたし、きっとこんな辛い思いをするのは最初だけで部署に配属されたら笑い話になるだろうと甘い考えをしていました。
しかし、この研修が最後のオアシスでした。
研修も終わり部署に配属されたのですが、私のOJT担当がパワハラの常習犯でした。
入社初日から声を荒げて怒られ少しでも反論すると、お前みたいなタイプの人間が一番嫌いなど生き方を否定するようなことを言ってくるのです。
その中でも一番怒られたことは、ストレス発散の為パワハラ上司の落書きをしていたのがバレてしまったのですが、相手がなぜか笑顔を浮かべていたので、こちらもドヤ顔を返したら一転構成して鬼のような形相になり一日中注意されたということがありました。
不幸中の幸いか、このパワハラ上司以外は優しく接してくれる人が多かったのですが、この上司は仕事ができる人で課長とも仲が良いため、他の人は自分に被害を受けることを恐れてかノータッチでした。
このような状況で毎日出社していたのですが、ストレスで体調にも悪影響を及ぼしたということもあり、これ以上悪影響を及ぼすとまずいと感じた私は、このパワハラ問題を解決しようと決めました。
パワハラ解決のアイデア
それでは実際に私が行ったパワハラ問題解決法や、問題を解決できそうなアイデアを書いていこうと思います。
それぞれの方法のメリットやデメリットも記載します。
1.信頼できる同僚や先輩に相談する
【メリット】
私もまずはこの方法を行いました。
同僚や信頼できるような先輩であれば比較的気軽に相談することができ、親身になってくれるというところがメリットだと感じました。
また、愚痴を聞いてもらうだけで、意外とスッキリした気持ちになるということもあると思います。
【デメリット】
具体的な解決に繋がらないということがあります。
パワハラは多くが役職に就いているような人から行われると思うので、そうした際に同僚や先輩に相談したところで力がないので解決できないことがあります。
私の場合も相談して気持ちは軽くなったのですが、具体的な解決には至りませんでした。
2.パワハラしてくる人に直接苦情を言う
【メリット】
直接苦情を言うことで、相手にこちらの覚悟を思い知らせることが可能です。
また、問題を大きくすることでパワハラ相手より上級の役職に就いている人も巻き込みながら話をすることができる可能性があります。
私も直接苦情を言ったところ最終的には部長に同席してもらうことに成功しながら涙を流しながらこれまでのことや、これからは録音し法的措置も検討していると伝えたところ、パワハラ上司を転勤させることに成功しパワハラ問題解決に至りました。
【デメリット】
人によっては直接言っても効果がないどころか、直接言ったことで相手の機嫌が悪くなり、さらにパワハラが悪化してしまうということも考えられます。
また、私の場合は部長を巻き込むことに成功しましたが、これは運が良かっただけで、巻き込めないことも多々あると思います。
3.上司をいないものとして扱い完全無視する
【メリット】
相手を完全に無視することで全てのストレスから解放されます。
【デメリット】
他の人から見ると仕事に真面目に取り組んでいないという評価をされる可能性があります。
ですので、私のおすすめとしては完全に無視はせずに必要なことのみに反応するというスタンスをとることです。
4.仕事を辞める
【メリット】
退職することで、パワハラ相手と完全に関係を断つことができます。
【デメリット】
この方法は一番確実に問題解決をできると思いますが、根本的な部分の解決になっていないと思います。
退職したところで今後もパワハラに合わないという保証はないですし、今後働く会社でもパワハラにあってしまった場合は、退職してしまい気が付いたら職歴が多くなるという恐れがあります。