今回は、30代正社員(男)さんが、高圧的なパワハラ上司から受けたパワハラ体験談から、パワハラに対して解決方法を模索した結果をご紹介してみます。パワハラ解決方法として、1.自己研鑽する、2.友人に相談する、3.仕事を辞める、4.資格を取る、等があるそうです。
高圧的なパワハラ上司がいた職場
30代、男性、介護職員、関西で正社員として働いています。
パワハラ、最近はよく聞く言葉になりました。
それだけ現在において多い事とも言えますね。
昔では厳しいご指摘をありがたいと思う風潮はありましたが、最近ではちょっとした事でもパワハラだ、モラハラだといわれるようになりました。
嫌がらせをされている人からすれば嫌がらせをする人が悪いのです、しかし、上司や先輩からのご指摘の中で自分の為になる事は自分で吸収するようにしてください。
それが自分自身の成長になるからです。
そんな事をいう私ですが、パワハラを受けた事はあります。
実際の体験に基づいてお話します。
介護職に転じた私ですが、試用期間を終えて社員になった瞬間に直接指導して下さった人から、信じられない一言が
「死ぬまで働いてもらうからな。」
びっくりする一言でしたが、この時にボイスレコーダーを起動して取っておけばよかったと思います。
今までそんな低次元で傲慢で人を見下したような発言がなかった彼だけにびっくりしましたが、何か月と一緒に仕事したり、別の場所で働いていても彼の仕事への優先順位を見ていると、人を馬鹿にしているな、と感じます。
そして、こういう品位のない人の多くは権威や権力に弱いものです。
人としてどうなのかというより今どうすればお得なのか?
こういう思考の人ばかりですので、そういう金権主義の人とは自分は違うと思えばそういう人に従う必要はありません。
とはいえ、上司がそういう人間であれば部下の自分は従うしかありません。
直ぐに反旗を翻してもつぶされるのは目に見えていますので、誰から見ても自分の仕事ぶりに落ち度がないように自己研鑽しましょう。
その努力に対しておそらく、あいつは大したことはないとレッテル貼りをしてきます。
それに対して自分の努力が勝るのであれば、気にすることなく仕事に励みましょう。
会社がそういう人であふれていても、部外者の評価が自分を救ってくれる事があります。
私の場合、友人やお客様が私を評価してくれてそれに救われました。
パワハラに限らず、仕事と関係のない友人がいれば、おおければ相談できる人が増えます。
お話をして「それはどうなんだろう。」「ひどいよなその人。」と部外者ではあるが面識のある人からアドバイスをもらえる事は非常に重要です。
私の職場にはパワハラに関する窓口のようなものはありましたが、実際機能しているようには思えませんでしたので、電話しませんでしたが、今考えればしてもよいとも思っています。
パワハラに悩んで、最悪のケースとして自殺してしまう人は、友人が少ないか相談できなかったのではないかと思います。
仕事は人生において重要な役割を持ちますし、その評価が人生に影響を与える事は否定できない事ではありますが、それがすべてではありません。
どんなになやんでも仕事の為に死んではならないと私は思います。
どうしてもつらいのであれば、仕事を辞めてしまっても良いのです。
仕事を辞めるほど悩んでいる時に次の仕事の事を考える事すらできない時もあると思いますが、資格を取るなど次の仕事に対してのアクションは考えるか、視野に入れておきましょう。
私は仕事を辞めて、転職をしましたが、仕事を辞めるにあたって、その上司からの直接的な引き留めが最初ありませんでした。
高圧的な上司からすれば直接自分が引き留めをするのが下手に出るようでイヤだったんだろうと思います。
違う人から引き留めがありました。
それでも、私の辞意が覆らないのを見てようやっと上司が引き留めにきました。
そんな遠回しなことをせずに「君の事が必要なんだ。」と直接言ってくれれば、まだ叶える余地はありましたが、とたんにこの会社にいてもやっぱり報われないなと感じました。
「君のやってきたことは大したことない。」とか辞めるのが、決まってから言われましたが気にしないようにしました。
私は自分で努力したし、同僚にも認められていたし、その人に劣らない自信があったためです。
私は資格を持っていたし、その会社にいなくても仕事が出来るのです。
私を支えていたのは、自分への過少でもない過大でもない評価と、仕事における資格と、友人のアドバイスがありました。
仕事でのパワハラに悩む人は、仕事がすべてである、という考え方の人が多いそうです。
職業訓練校に通った時に60歳以上の男性が若い我々に教えてくれた言葉があります。
「仕事以外に違うチャンネルを自分で持っていて下さい。それがだめになった時に、自分はこれだけではないのだ。と思えるからです。」と言ってくれた一言が思い起こされます。
相談できる人を増やす事を考えておきましょう。
パワハラに限らず色々な悩みを違う視点で考える目を得る事と同じです。
視野を広く持つ意味でも、色々な目で見れる仲間を増やすことは重要だと考えます。