今回は、40代会社員(男)さんが、典型的なパワハラを受けた体験談から、パワハラに対して奮闘した結果をご紹介してみます。パワハラ対策として、1.社長に話をする、2.周りの社員に相談をする、等が考えられるそうです。
典型的なパワハラ
私は、40代会社員をしています。
男性で、関東に住んでいます。
システムエンジニアの仕事をしているのですが、前の仕事場でパワハラを受けていました。
本当に今考えると、ひどいパワハラだったなと思っています。
パワハラがあったのは、20代後半の時だったのですが、忙しい会社でした。
毎日、定時では仕事が終わることはなく、残業をしていました。
それでも終わらないのは、上司からのむちゃな仕事が降ってくるからでした。
そして、22時くらいに帰ろうとすると、終わるまで帰るなといってくるのです。
そんな感じで、ほとんど、毎日のように終電間際まで仕事をしている状態でした。
こんな状態がずっと続いていたので、気が滅入ってしまいました。
その上、その上司は、よく自分に怒鳴ることをしました。
本当に典型的なパワハラだなと思いました。
社長に話をする
パワハラのそのときの解決法は、社長に話をすることでした。
自分の労働環境がどんな状態なのか、毎日終電で帰っている、上司に怒鳴られる、そんな労働環境ではおかしいのではないでしょうか、と社長にメールをしました。
すると、すぐに、社長から連絡があり、面談をすることになりました。
社長は、自分の置かれている労働環境や、上司の理解が無いことなどを、把握してくれました。
それから、すぐに、社長が上司に対して、指示を出してくれたようで、残業することが無くなりました。
さらに、上司から、無茶な仕事も降って来なくなりました。
やはり、パワハラがあった場合には、さらに上のパワーを使って対処するのは、いい方法なのではないかなと思いました。
しかし、パワハラが、今回は、理解のある社長のお陰でなくなったのですが、本当に理解のある上司でなければ効果がありません。
その時、パワハラをした上司のような社長だった場合には、相談したとしても、パワハラは無くなるどころか、逆に怒られたかもしれません。
そんなような状況の場合には、外の組織に対して、報告し、なんとかしてもらうということも必要になるかもしれません。
仕事を遅くまでさせられるというパワハラは、社長に話すことで解決したのですが、自分に対して理不尽にどなってくるというパワハラは、なかなか収まりませんでした。
一度、社長には、相談しているので、さらに相談は、しづらい状態でした。
周りの社員に相談をする
そんな時に、考えたパワハラ解決法としては、まず、周りの社員に相談をするということでした。
よく怒鳴られるのは、自分だったのですが、その様子を周りの社員の人は、見ているので知っていました。
そこで、相談したところ、先輩が、上司に話してくれると言ってくれました。
さらには、人事担当の人にも相談してみることにしました。
あまりに、よく怒鳴られるので、精神的苦痛で働きにくい状態です、ということを伝えました。
すると、人事の人が、そういう事なら、私の方から上司に伝えておきます。
ということを言ってもらえました。
その二人に相談した成果が出たのか、上司は、自分に対して、怒鳴るということは、少なくなってきました。
やはり、パワハラについては、他の人の助けを利用するというのは、とても効果的だなと思いました。
上司も、誰も何も言わない状況だと自由にパワハラをしてしまいますが、他の人の目が見はっているとなると、なかなかパワハラをしづらい状況になってくると思います。
そんな風にして、自分の場合のパワハラを解決することができました。
自分の場合には、社長なり、先輩、人事の人に相談することで、パワハラを止めるように言ってもらうことができ、そして、上司も素直に止めてもらうことができたので、幸運だったのかもしれません。
今の会社では、パワハラということは、全く無いです。
また、上司になった自分も無いように気を付けています。